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最期のとき(振り返って)

 居住支援法人として、初めての関わらせていただいた、ご家族の身寄りのない男性の方でした。

 

 ご本人らしく暮らせるように住まいや周辺のサポートをしてきました。しかし、昨年の秋口から体の変調があり入退院を繰り返すようになりました。そして、昨年の秋にお亡くなりになりました。

 生前より、「誰もいないから、あとのことは頼まれてくれるか?」とのお話があり、快諾をしていました。

 入院中も、新型コロナの影響でなかなか面会にもいけず、いざ、面会できるとなったときは、すでに体調が悪くなっているときでした。亡くなる数日前、ようやく面会することができたとき、

 「体が弱くなってきたのが分かるわ。」

 「最後は頼むね」と話していました。

 私は半分冗談で

 「僕たちに会うのが楽しみやろ?」

 「また明日の来るからね」

 と伝えたとき、それまで息苦しさがあり、辛さが滲んでいたい表情が、

 一瞬笑顔になって「うんうん」と頷いてくれました。

 それが、最期に笑ってくれたときでした。

 

 お亡くなりになって約1年が経過しました。

 亡くなった悲しみはありますが、この方と関わらせていただき色んなことを学ぶことができました。

 この方から学んだことを、また次の方に活かしていこうと思います。